TOMO-ZUKURI PROJECT 〜織物文化の原点回帰〜
こんにちは〜!
今回は高須賀ゼミと福井県の株式会社エイトとのプロジェクトについてのレポートです。
高須賀ゼミナール(東京造形大学)が国内最大級ジャガードリボン工場「エイトリボン(福井県坂井市)」の歴史と織物技術を見つめ直し、これらの織物文化に想いを馳せるアート作品を地域住民と共に滞在制作するワークショップ
「TOMO–ZUKURI project」を開催いたします。織物はデザインに合わせてタテ糸を1本ずつ上げ下げしながらヨコ糸を通すことで、柄のある1枚の布になります。織物を専門に研究する高須賀ゼミでは、エイトリボンで織られたリボンをタテ糸に使用し、一本ずつリボンを人力で操作する織物装置を構築しました。地域住民や今まさに織物を織っている職人さんたちがヨコ糸を通すことで、エイトリボンのシンボルマークを織り上げます。全ての糸にリボンを使用することで、エイトリボンの歴史に新たな歴史を刻んでほしいという願いが込められています。
文献の記録によると、福井県では和銅5年(712年)には織物の生産を行っていたとされています。福井県で行われてきた織物の歴史と、多くの人々の想いと共に作られる1枚の布づくりに参加することで、ものづくりの尊さに触れることのできるワークショップです。完成した作品は、モニュメントとしてエイトリボンのエントランスに飾られる予定です。
福井県に入ったゼミ生達は工場の見学をした後
ワークショップに使用する巨大手織り機の組み立てを行いました。
社内プレゼンを行い、次の日からワークショップのスタートです!
昔から数多くの織物工場があった福井県では、織物の文化が根付いており
地域の皆さんも工場の職人さんも手織りがしてみたかった!と楽しく参加していただけました。
工場の職人さんたちにも参加していただき、リボンを見返すと思い出話が溢れてくる職人さんたち!勉強になります!
手織りの巨大手作り織り機を侮るなかれ、経糸をみんなであげて
柄も織り出してしまいます!
織物に使われているのはこのエイトリボン工場で作られたリボンたちです。
リボンを作った職人さんたちと、地域の方たちでまた新たな織物を見事に完成させました。
株式会社エイトのロゴマーク、 8 の柄 のリボンの織物
この作品はエイトリボン工場のエントランスに飾られます。
エイトリボン工場の皆さん、ご協力ありがとうございました!
そして高須賀ゼミの皆さんお疲れ様でした!
TOMO–ZUKURI project 〜織物文化の原点回帰〜
日 時|2022年 9月3日(土)4日(日)10:00-16:00 イベント開催(一般参加可)
場 所|㈱エイト(エイトリボン) 〒910-0271 福井県坂井市丸岡町堀水13−8
WEB|http://takasuka-seminar.com/
参加費|無料
企 画|東京造形大学 高須賀活良ゼミ
熊谷