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卒業生の活躍 鈴木愛加さん Five year old

鈴木 愛加
Suzuki Aika


2021年 東京造形大学大学院デザイン科修士課程修了
同年    ファッションブランド「Five year old」設立
現在 展示会やショップでの販売、ワークショップなど行う。

 


 

現在、どのようなお仕事をされていますか?またやりがいはなんですか?
自身のファッションブランドのデザイナーとして服の制作をしています。ブランドを立ち上げて2年になりますが、ほぼ毎日制作をしています。ブランドを通して世代を超えて仕事関係をつなげていけるのは楽しいです。
自分のブランドアイテムを着る人が、顔や髪型、身に付けているものや雰囲気、そこから感じとれる意思や感覚とアイテムが組み合わさることはとても面白いことで、嬉しい気持ちになります。展示会で試着してくださる方や、買って着てくれている方を見たときに一番やりがいを感じているのかもしれません。

 

表現のために心がけていることは?
自分がどんなものを持っているのかを知る
自分の考えや面白いなと思っていることをちゃんとキャッチしてブランドに取り入れていきたくて、その時々の等身大の自分を表現することを心がけています。
コロナ禍の時は家から出られない。という一番外から切り離されていた時だったので、パーソナルなところからネットの中の広い世界を見ている。という形でテーマを組んでいる時期がありました。
今は日常的に思ったことをメモして、メモから抽出して制作とリンクさせていくことが多いです。最初はラフで服の形を描いていきますが、柄も同時に考えていて、うまくいかない時は寝ます笑、無理にデザインしないようにしています。

制作様子

 

最近気になっていることは?
テレビやyoutubeを見ることは多いです。
お笑いが好きなのでお笑い見ています。 あとはやっぱり服ですね、着るのも見るのも好きなので都内のセレクトショップを周ったりしています。最近これよく着てる、とか 欲しいな、というのをブランドに取り入れたりしています。リサイクルショップやアパレルブランドの中古ショップ、古着屋なども見ます。以前原宿のラフォーレで古着を使ったポップアップをしましたが、製品に手を加えて作品にしていくこともあります。
矛盾していても変でも、良いなと思えればそれでイイと思っていて 服の形、生地、色にそういう要素を散りばめていくことで新しい服が作れると考えています。

 

テキスタイル専攻を選んだ理由、きっかけ、始まりはなんですか?
小学生の時から服をメインにした絵をたくさん描いていました。
高校は普通科に通っていたのですが、美術の先生が美大のグラフィックデザイン出身の方で、放課後にデッサンや色彩構成を教えてもらっていました。その先生が私の描いていた色彩構成を見て、テキスタイル専攻という学科があることを教えてくれたことがきっかけで初めてテキスタイルというワードを調べました。
美術大学のテキスタイル科を選んだのは、穴埋め問題ではない自由な制作の方が自分にはあっていると感じたからです。
受験はAO入試で、ポートフォリオを提出して別に作品を提出してプレゼンをしました。

 

これからの目標、展望はなんですか?
今年も春と秋コレクションを発表する予定で制作中です。
アイテムのクオリティを上げていけるよう制作環境を作ることや一緒にやってくれる人を集めたりと沢山の人に見てもらう環境を整えていきたいです。海外にも販売できるようにすることと、多くの人に服を見つけてもらい着てもらうことが目標です。
服を作ること、服を通して表現することが自分にとってすごく大切な自由だと感じているので、今後もその気持ちを大切にしていきたいです。


 

学生の皆さんにメッセージをひとこと!
私は6年間で作る工程が理解できて、身についたなと思えたことが良かったです。
あとは何かを作るとき、どんなことを表現したいかを考えることも大切だと思うのですが、自分がどんなことを考えていて、どんなものを持っているのかを知ることがすごく大切だと感じます。よく分からなかったり、あまりいいものをまだ持っていないかもと思ったら、色々な場所に行ったり色々なものを見て自分がどう感じるかどんどん試していってほしいです。

 

 

 

取材協力 
鈴木愛加  Five year old 
Instagram @fiveyearold_

−−−−−−future events−−−−−− 
■2023/4/22,23 
   Five year old SHOW ROOM(場所未定)
■2024/25-
   kotohayozawa×Five year oldによるSHEEP
   ラフォーレ原宿
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interviewer 熊谷綾乃 
この度は取材にご協力頂きありがとうございました!